日本と韓国は、「近くて遠い」「遠くて近い」という言葉からも分かるように、お互いに複雑な感情を持ち合っている関係であると同時に、ワールドカップの共同開催でも象徴されるように、21世紀における最も身近なパートナーでもあります。
 今まで、日韓両国の人々は、両国の友好のために数々のことを実施してきました。しかし、両国の民間の協力によるアジア地域のための恒久的なNPO活動は、残念ながら、未だにその実例は数少ないのではないでしょうか。
 21世紀はアジアの世紀です。これからの日韓両国は、日韓の狭い両国関係から眼をアジア地域に広げていきましょう。活力溢れる力強いアジアの世紀の到来を促進するためにも、我々日韓両国の人々は、その基盤作りをしていこうではありませんか。


 我々は「アジアは一つの家族」であると捉えています。「事実上、経済がものを言う今日」、日韓両国に生まれただけでも充分に幸せである我々は、広くアジアの市民と協力して、支援を必要としているアジアの人々に対して、教育、医療、福祉等の支援活動を行いたいと考えています。そしてこの活動を通じて歴史を越えた日韓両国市民の友好を築き、アジアの人々との相互理解と平和の絆を深めて行きたいと思います。
 このような主旨のもとに日韓アジア基金は設立されました。 この基金は両国に支部を持ち、それぞれが交流しながら活動をしています。
  またこの基金を発議したのは、韓国出身の禹守根です。 彼についてはこちらの各新聞の記事を参照してください。


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