私たちの「アジア未来学校第1校」は、開校1年後の2002年8月より、現地NGO「We love Canbodia」としてカンボジア人の手で独立して運営されることになりました。
 そして私たちはアジア未来学校第2校をプノンペンの郊外アンロンコン・タマイ村に建設することになりました。
 プノンペン市アンロンコン・タマイ村は、2001年12月の大火災によって焼け出された人々が、集団で移住した地域です。この地域においては、就学適齢児童267名の内6割近い155名が公立学校に通えない状況にありました。(2003年4月調べ)当基金が実施した事前調査によれば、子どもたちが学校へ通えない理由は、文房具をはじめ通学に必要な諸費用を捻出できないこと、幼い弟妹の世話をしなければならないことなどが挙げられていました。カンボジア教育・青年・スポーツ省においてもノンフォーマルエデュケーション部が、識字教育のプログラムを作成して対策に取組んでいますが、予算不足でニーズに十分応えることが出来ないでいます。そこで日韓アジア基金では、日本と韓国の市民の協力によって、プノンペン市教育・青年・スポーツ局との連携の下、アロンコン・タマイ村において公立学校に通えない
子どもたちに、識字などの基礎教育をおこなう学校を建設し、運営をおこなうことにしたものです。






2.教育の現状
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4.アジア未来学校の開校